『罪とか罰とか』
何故、この作品をミュージカルにしなかったのですか?
音楽が不得意分野である訳ではないでしょ!
基本的に全体をミュージカルにして
要所要所をしっかりとしたシークエンスとして、まとめて構成をしていく。
あれだけの音楽を選び、使うセンスがありながら、
何故? ミュージカル映画にしなかったのですか?
だから、映画は一人で作ってはいけないんだよ。
かのヒッチ・コックだって、黒澤明だって絶対に一人で脚本書いて、メガホンをとることなんかしていないのです。
あれだけの笑いのセンスがありながら、今ひとつ全体の流れがしっくりいっていないのは全体を包み込む「何か」?が欠けている所為なのでは?
その欠落点はずばり⇒スタイル(ジャンル)です。
『いやいやこれが僕のスタイルで、やりたい事です』っていっても、作品はコミュニケーション手段(媒体)ですので、
『This is 何何です』の様な口上が絶対必要なのです。
『あの~これ宅の近所ではなかなか有名なお饅頭なのですが、どうぞ召し上がってください』—これ口上。
そして『饅頭』がジャンル。
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