スパイク・リーと人種
アメリカでは、ロードショーの映画や広告など、人種の割合を投影しなければいけないルールがあります。つまり、アメリカの人種のパーセンテージをポスター等に反映させなければいけないのです。ここのところ、連続して、スパイク・リー監督(現在最も有名多作の映画監督)の作品を観ているのですが、
『セレブの種』
『クロッカーズ』
『ラストゲーム』
『ヴァニシング・チェイス』
『セントアンナの奇跡』
等々
ほとんどアフリカンアメリカンが主役ですが、その人種投影のルールは守られています。
以下このヨーロッパ出身の映画監督の作品も人種は反映されています。
とても特徴的に投影されていました。
『ドライブ』
http://www.youtube.com/watch?v=boFhHOjljs0
では、何がどのように
人種の投影がされているか?ということですが、
まず、ざくっとストーリーは
アメリカでマジョリティーである白人男性(とてもハンサム)が主人公と、これまた白人女性(とても可愛い)のとても切ない恋物語。
http://www.youtube.com/watch?v=UW9F81Kvm1o
アメリカ社会でマジョリティーなのに、けなげに大都会の片隅で生きている。
そんな彼らを取り巻く、面々が、彼女の旦那(中東系)、ユダヤ系のヤクザ、イタリア系のギャングたち、その中東系の旦那は何をやってもだめなクセに、態度が「L」でかい。それに引き換え主人公(白人男性)は無口で控えめ。
カーチェイスもアメリカのスポーツカー、主人公の裏家業の時は改造した日本車(ある意味かっこいい)はとてもダサい感じでの表現。もちろん、正義は主人公、その他は悪者。
人口と人種反映のルールを、忠実に投影していくのがメディアの公開ルール。
あまり、日本ではなじみがない感覚。
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